素問とは

素問とは、前漢末期から後漢初期の頃、成立されたとされる最も古い中国医学の古典書「黄帝内経」の内の一つ。

現在では、皇帝黄経として『素問』『霊枢』『太素』『明堂』の四書が伝えられている。

『素問』はもともと、全九巻、各巻九篇の全八十一篇から成っていたとされるが、五世紀末には一巻目が欠けて全八巻となる。

のちに第一巻が発見され、その第一巻は「運気七篇」とされるが、本来の原文であるかは疑われる。

現在伝わる『素問』も、手書きで伝搬された時代から印刷され伝えられるようになるまでに様々な解釈がなされ、最初に書かれた『素問』からは離れたものになっている可能性もある。

『素問』は人間一般の生理・衛生・病理などの医学理論の解説に重きが置かれており、『霊枢』では鍼灸の実際的な応用面に触れることが多く、別名を“鍼経”とも称される。

『素問』では、黄帝が師の岐伯に問題を問い、岐伯がそれに答える問答形式で書かれる。

㊟黄帝…赤子の時にはすでに言葉を理解し、成人してからは、誠の帝王となり世を正しく治めたとされる伝説上の帝王。

参考文献 【素問】小曽戸丈夫・新釈 たにぐち書店

山本 美枝

投稿者: 山本 美枝

香川県高松市を中心に活動する、ヨガ、ピラティスのインストラクターです。 エミーライフ株式会社 代表取締役/d.branch studio (ディー・ブランチ・スタジオ) 代表