昨日はひな祭り。
夕食に、ちらし寿司がいい!と思うも用意できず、巻き寿司をいただく。
桃の節句ではなく、節分となってしまったことに気付く3/4の朝。
しかーし!
ちらし寿司よりも、はるかに女子力高そうな桜のおこわをいただく。
女子力!
私に女子力をください!
大阪で、素敵な先生やなぁと、淡くおばちゃんの恋が芽生えそうになったのに、やっぱりお相手はご結婚されているという、どこにでもあるオチ。
女子力!
あぁ、私に女子力を!
全体的なセンスとしての女子力は落第点ですが、お弁当に入れても、華々しさを失わない桜のおこわ。お赤飯!たけのこON!ゴージャスです!
そんな今日は、大家さんがピンポンと呼び鈴を鳴らす。
実は、ずっと気になっていたのですが、玄関の鍵のかかりかたが甘い。
普通、賃貸だと鍵の交換になろうかと思うのですが、それは、なし。
大家さんと、その次に住まれていた方が使っていたドアの鍵をそのまま使っていました。
でも、ある時、あれ?
鍵をかけたのに、ガチャガチャ強く揺さぶって引っ張ると、奥で鍵が外れ、ドアがあくのです!
あれ?たまたまかな?
など、そんな甘い考えは、間違いなの。
鍵が10回中9発あいてしまうの。
困った。さすがに、これでは不安で大阪に帰れない。
大家さんをしょっちゅう呼ぶのも申し訳ないと思いつつ、こーであーで。と、しきりに説明するも、ドアが開いてしまうなんて、最初は信じてけれなかったけど、わざわざきてもらって確認してもらう。
ね、開くでしょ?
そこから、大家さんは新しい鍵を探しにでかけ、最初に買ってきた鍵はわが家には合わず、また買いにいく大家さん。
そこそこ暗くなっても戻ってこなくて、私は鍵がない家にポツンと取り残されたのが昨日。
ようやく17:30に帰ってきたおじいちゃんは、そこからくらいなか、鍵をとりつける。
私は部屋でカルテを整理したり、パソコンのデータの処理をしたり…
玄関からは
「おかしいなぁ」
「おかしいなぁ」
とおじいさんの声。←Mさん。「合わんなぁ。」ではなく、おかしいなぁ。だった!
しばらく、そっとしとったけど、18時も過ぎて外はだいぶん暗いし、寒い。
「おじいさん、どうですか?」
ときくと
「鍵がのぉ。合わんのじゃ。」
…おじいさん。合わない鍵は、もう鍵ではありません。ただの金属よ。
それでも何とかとりつけ、カチッとはかからないけれど、何とか鍵はかかるようになりました。しかし、おじいちゃんの中では納得いかないようす。このここを切ったら上手くいくと思うわ。と、明日またくる。と昨日帰られたんです。それが昨日の話。そこから今朝は
何やらものすごい工具が出てきて金属を切り落とすという。
施術部屋からひいた延長コードからものすごい音と匂いが!急いでおじいちゃんのほうをみると火花の中におじいちゃんが映っているではないか!火花!まるで鍛治屋さんで出るような量の火花!
その火花をおじいちゃんは、そのままの服で受け取る。一番気になるのは、不織布のマスクだ。不織布のマスクにも、もちろん火花が飛び散る。私はびっくりして、止めてもらおうと「おじいちゃん!」「おじいちゃん!」と叫ぶもおじいちゃんの目はすわり
絶対ここを切り落とす!と、顔がこわばっている。「おじいちゃん!」とパニックになり叫ぶ山本。
だって、そうでしょう。目の前でおじいちゃんが火だるまになったら、私、これから精神おかしくなるもん。
そして、明日の新聞にのるんだよ。牟礼町鍼灸院。70代男性が火だるまになり負傷。…うちってわかるやん。いやや、絶対。開院してそんなおじいちゃんが火だるま事件。絶対いや。
そうこうするも、おじいちゃんのジャンパーとマスクには相当量の火花。どんなに叫んでも聞こえないのか意固地なのか、私は台所にかけこんで、近くにあった花瓶から花を取り出し、水をたぷたぷにはって、いつでもおじいちゃんに水をかけれるように準備。
それでも飛び散る火花。
叫ぶ山本。
止めない大家。
激しく散る火花。
叫ぶ山本。
止めない大家。
もう、ほんま、パニックやから。
そんな緊迫した状況の中、無事金属が切れ、何事もなく終わる鍵修理。
おじいちゃん。今度から鍵の修理は鍵屋さんを呼んでください。
そんな、自由な愛すべき鍼灸院へ、みなさま、ぜひ遊びにきてね。
古いお家だけれど、リノベーションっぽくしたらオシャレになるかと、内心ワクワクしていたのに、金のなる木は、昭和に昭和感を足す。
おじいちゃんが心配してくれる。
「儲けよんか?」
ノンノン。儲けは出んのよ。最初の計算から、ここで儲けは出んのです。
疲れた1日でした。トホホ。