お母さんが今、寝た。

「寝られやすくする薬」

と、みんなが言う薬を使って。

何でもいい。

お母さんが、柵を握りしめる時間が少しでも少なくなって、力が抜ける時がくるなら、何でもお願いします。

でも、ギリギリまで薬は使わず頑張っていた時、不意にお母さんが私の頭を撫でて

「美枝ちゃん。綺麗になって。ありがとう。」

といった。

そんなにはっきりした言葉を発してくれたのはここ数日なかったので、うれしくなったのと同時に、急にポロポロ涙も出てきて困ってしまった。

お母さんのことは、何でも急に涙が出てくる。

でも、その後、私の髪の毛を引っ張ったり、私の頭の上で何かを捨てるような仕草もしたので、私の頭を何かと勘違いしたんだろうけど、それでも、その瞬間は、いつものお母さんに戻っていたんだと思う。

一番辛いのは、お母さんやね。

今は変わらずお母さんのうめき声は続いているけれど、それでも静かなお母さんとの大事な時間だ。

仕事といって、今まで何にもお母さんの側にいてあげられなかったこと。この前の入院時では一回もお見舞いに来てあげれなかったこと。

前にお母さんと電話でケンカをした時に、

「お母さんが、私達に出ていけって言うたんやんか。」

と、絶対口に出したら傷つけることをわかっている言葉を発してしまったこと。

全てが悔やまれる。

だけど

今は

お母さんとの大切な時間だ。

一生のうちで、もう2度と来ない、大切な大切な時間だ。

まゆ

今、ブログを書いてお母さんのほうを見たら、パジャマが嫌だと、服を脱ごうと引っ張りあげている。

まるで

蚕になったお母さんだ。

ふふ。笑

なにしょん、お母さん。

いかんねぇ。

服、戻してよ。(*´ー`*)

付き添い

16:00に娘と外出。

久しぶりのゆめタウンだ。

化粧品が、もうないから。

そして

不謹慎だけど

美味しいものを食べに行こう!と

食事に寄る。

洋食欲をたっぷりと満たしました。

そして一緒にお母さんのところへ。

お母さんは娘を見ると、パッと明るく笑ってくれる。

娘ちゃんもの力は偉大だ。

瞬時にお母さんを笑顔にする。

そして、実家のくうた君の写真もお母さんを明るくさせる。

今からまたしばらくお母さんと二人っきりだ。

お母さんと二人でいることなんてなかったから、これもまた、幸せな時だ。

お母さん。

今日は一緒におろうね。

家に帰ったら

家に帰ったらしたかったこと

・走る

・ストレッチする

・洗濯物をする

・娘ちゃんとご飯を食べる

そして、勉強。

だけど

勉強まできて…

あー

ゆるしちくりー

眠いー

足を伸ばして寝てみたい。

その誘惑に勝てそうもない。

寝る!

寝よう!

寝てしまえ!

もうちょっとしたら起きます!

昨晩

朝がきた。

昨晩は、はじめての夜の看護だ。

二時間起きに痛みのためにパニックになるので、看護師さんを呼んで、症状が治まる点滴をしてもらう。

でないと、体についているチューブを全部引っこ抜こうとするからだ。

薬で朦朧としながら眠っていくお母さんを見るのは、嫌だ。

嫌だけど、でないと本人もパニックだから、どっちがいいのかわからない。

今朝はモニターが0になるというハプニング。

看護師さんがざわざわざわめくけれど、お母さんは相変わらずいびきにも似たうめき声を発しているので、このうめき声を聞いているうちは安心だ。

今日は妹と9:00に交代。

家に帰って、夕方娘と一緒に病院へ。

そこで私は妹とタッチ交代。

娘は妹と一緒に帰宅。

私は明日、病院から学校へ。

高速が、病院から学校まで

シューって通っているのよ。

素晴らしいわ!

まるで私のために高速がついているようなものよ!

お母さんを看ながら学校に通える!

やったー!

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