食事

食事が運ばれるも

食べれない。

水曜日の朝までは食べてたのに。

というか、病院のほうも配慮して

病院食よりかは、本人が食べたいものを何でも食べさせてください。とのことになっていたのに本人から

「何で最近食事が運ばれてないんやろう。私は食べたい!」

とお願いをして持ってきてもらっている。

水曜日の朝、機嫌良く食べて、それ以来いっさい手を付けず…

お母さん。

起きて。

ご飯よ。

食べさせてあげたい。

今から

今からお母さんのところだ。

今日はじめて夜にお母さんと一緒に過ごす。

今から朝の9:00まで。

約22時間ぶりに見るお母さんは、また悪くなっている。

顔の表情がさらになくなり、口で息をするために口がカピカピだ。

柔らかかった唇も、硬い皮膚に変わる。

柵にしがみつくのは変わらず。

私を見ても、最初は気付かず、息をするだけ。

さっき、私と知って、少し笑ってくれた。

よし。

まだ大丈夫。

今は、看護師さんが体を拭いてくれているの。

体を拭いてくれると少し元気になるんです。

やっぱり皮膚をこすることで、生命力が動くんだと思う。

私にもっと東洋医学の知識があったら。

私にもっと力があったら。

少しでもお母さんを楽にしてあげられるのに。

お母さん。

明日は私の娘ちゃんも来るよ。

みんなでおろうね。

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