景色

先ほど

公的な施設に

電話をかけ

これからの私達に

当てはまる補助みたいなものがないかどうかを聞いてみる。

私の収入だけでなく

娘の病名

息子の受験先

娘の成績状態などを

赤裸々に問いただされ

心がえぐられそうだった。

こんな思いをして

私は何をやっとるんやろうかと

自分が情けないし

一般的なお母さんがしてやれる事も

満足にできん。

ということを

他人から

公的な施設から

暗に言われたように感じただけだった。

涙が出そうやけど

泣いたって

あの子の病気がよくなるわけでなく

お金が増えるわけでもなく

やることをこなしていくだけだ。

私、なにしよんやろ。

と思うけど

先週の今ごろは

あの子の病室から

冬の空を見て

あの子と夕焼けがきれいやね。

なんて

言ってたけど

もう2度と

あの子を病室に残して

私は家に帰りたくない。

もう2度と

あの子を病院の廊下で泣かせたくない。

もう2度と。

私をなじるんだったら

いくらでもなじったらいいし

子供がそんな病気で

下の子も県外の大学に行かせて

私も学校に行きたいなんか

普通ではないですよね。

と言われても、

私は

やり遂げたい。

あの子達に

普通に

チャレンジさせてやりたい。

何と言われようと

私は

もう2度と

あの景色を

娘に見せたくないんよ。

チャーハン

家に帰って

お風呂に入って

すぐに寝ようと思っていたけど

寝る前に

娘の部屋に

「マッサージする?」

と声をかけると

うん!

と言うので

お風呂上がりにマッサージ。

冷えたかな?

だけど、可愛い可愛い娘。

痛いマッサージを自分からしてほしいと私のところにやってくる娘。

なんぼでもしてあげる。

なんぼでも頑張ってあげる。

はよ、よくなろな。

はよ、みんなと同じように過ごせるようになろな。

今日は頑張ってメンチカツ。

娘の送り迎えの合間に作ったの。

息子のお弁当はチャーハンね。

もう、困ったらチャーハン。

何をさておき、チャーハン。

チャーハンを開発した人、ありがとう!

あなたは偉い!

素晴らしい!

チャーハンに乾杯!

みなさま!

おやすみなさい!

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