入院

今日、母が入院しました。

昨日電話をかけたら

「今までごめんね。

美枝ちゃんには可哀想なことをした。

ほんまに

ほんまに

ごめんね。

明日から入院してくるわ。

もう、こっち(家)には帰ってこれんと思うんよ。

色々片付けしたいんやけど

足がパンパンで動かんの。

ごめんね。」

と、お母さんが言う。

あぁ

あんなこと

言うんじゃなかった。

お母さんに

私がお母さんの言葉で傷ついていることを

言わなければよかった。

今の今まで

42年間

心の中に秘めてきてたのに

お母さんとケンカして

お母さんのあまりの身勝手さに

昔、お母さんが私に

言ったこと

したこと

言ってしもたから

お母さんはそんなん覚えてない。って言ってた。

あんな怖い顔のお母さんや

いつもトイレの窓から家出ばかりする方法ばかり考えてた小学生時代や

態度とは裏腹に

いつもお金を持たせたり

お菓子を持たせたり

私の心に余裕があれば

お母さんの愛情に気付いて

満足できてたはずなのに

私が

あんなことを言うたから

お母さんは

私に謝って

病院へいく。

今日はお客様からぎゅーっと抱きしめてもらえた私。

お母さんは

一体誰に

抱きしめてもらえるやろう。

お母さんのお母さんは

尋常小学校の先生で

いつも寂しい思いをしてた。

と言ってたお母さん。

いつも子供のそばにいてあげるんが

子供にとって1番いいんよ。

と言ってたお母さん。

それやのに

まだまだ

お母さんの事を心から許し

抱きしめてあげられない私は

なんておろかで

なんて親不孝で

なんて憎しみ多い人間だろう。

お母さんが

よくなって

今まで

行き違ってた道を

一緒に進めたらいいのに。

私に

お母さんを許し

この身に

あふれんばかりにもらった愛情を

全部

全部

返すことができますように。
私の頭の上の空。

何もなくて

私は

とても軽やかに

お母さんと心を一緒にすることができますように。

投稿者: 山本 美枝

香川県高松市を中心に活動する、ヨガ、ピラティスのインストラクターです。 エミーライフ株式会社 代表取締役/d.branch studio (ディー・ブランチ・スタジオ) 代表

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