娘が帰ってきた。

到着が、まだかまだかと待つ。

到着ロビーに、飛行機が到着しては、ぞろぞろ人が出てくる。

ある女の人は、お腹がふっくらしていて、迎えにきてくれていた女の人に「まぁ、ふっくらしてきたねぇ。」と声をかけてもらっている。お母さんかな?

ある男の人は、到着ロビーに出てくるなり、小さな女の子が「パパ!」と走り寄って抱きつくのを、お父さんも嬉しそうにぎゅっと抱いてやるなり。

到着ロビーは、ドラマなり。めちゃくちゃドラマなり。

そんな中、一向に出てこない娘を、たぶん荷物を預けているのだろうと、思い、ひたすら待つ。

そうこうしていると、比較的明るめの服装をした軍団が降りてくる。紙袋を見ると「通りもん」とあるので、あ、博多か。と思う。他の人は「めんべい」と書いた紙袋を持っているので、博多の推理は当たっていると思う。

そうやって、紙袋でどこから来た飛行機なのかがわかる。

同じ時間に5本ぐらい飛行機が到着するので、目を凝らしてみているなり。

そうすると、男の人が、“ず”を丸で囲んだ紙袋を持っているではないか!

まるずといえば、ずんだ餅のずしかないのよ。しかも、黄緑いろよ。確定よ。

この中だ!

と思っていると、娘が大きな荷物をひきずりながら出てくる!

娘だ!

手元に届くのを待ちかねて、ギューする。

他の人が、振り返るほど、ギューしたった。

これから2週間、大阪にいます。

今日は何も食べてない。という、信じられないことをいうので、空港で食事。

蓬莱の飲茶セット。母は、レモン酎ハイも。

美味しいと食べてくれてよかった。

これから、大阪でゆっくりくつろぐんよ。

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